木版画買取
浮世絵、錦絵など出張買取！

版画とは彫刻や細工を施した「版」を作り、インクの転写・透写等によって複数枚の作品を製作する技法で作られた作品とされています。
版画は版の仕組みから「凸版画」「凹版画」「平版画」「孔版画」の4つに大きく分類されます。
また、印刷する版面の種類によって木版画、銅版画、石版画、シルクスクリーンに分類されています。

日本の版画技術は飛鳥時代に中国から仏教とともに伝わったとされ、初期はその布教に用いられました。
その後は主に絵画ではなく文字の印刷する技術として使われていたようです。
一方、江戸時代になり庶民が本を読むようになると、挿絵として大量生産が可能な版画が注目されました。 国内の版画といえば、国内外で多くの方が「浮世絵」を思い浮かべるかもしれません。
鮮やかな色彩を巧みに用いて摺られた浮世絵は当時の輸出品の梱包材として海外に渡り、偶然目にしたゴッホやモネといった著名な画家達にも大きな影響を与えたことが知られており、挿絵から一枚の絵として独自のジャンルを確立しました。

現在、版画作品では浮世絵などに用いられた「木版画」に加え、「リトグラフ」「シルクスクリーン」「銅版画（エッチング）」などの技法が広く知られており、技術の進歩により新たな技法の作品も普及しています。
「版画」については複製や印刷と混同される場合もありますが、美術品としての価値のある存在として位置づけられている作品が数多く存在します。

版画作品は浮世絵などの古い作品から現代作家の作品まで存在している一方で、国内作家から海外作家の版画まで幅広いジャンルの作品が普及しています。
それゆえ、「長年飾ってあるが作者が分からない」ということもあるかもしれません。
さらに、絵画とも共通しますが、「趣味が変わって以前ほど魅力を感じない」「飾って飽きてしまった」「引っ越しやリフォームした後の部屋に合わない」「いつかは飾るつもりで保管していたが飾る見込みがなくなった」「倉庫や押入れの片付けをしたら存在にすら気づかない作品が出てきた」などなどの多くの理由があるかと思います。

「かなり昔に安く買ったものだから･･･」「埃をかぶって置きっぱなしにしているくらいだから･･･」などとお考えになっている品物でも、お客様の予想を上回る査定内容をご案内することによりお喜び頂いた経験も多数ございます。中には廃棄するおつもりだった版画に意外な価値があることが分かり驚かれたことさえあります。もし、お心当たりの版画がございましたら、整理・処分をお考えの前にお声掛け頂ければお役に立てる可能性がございますので、版画の整理や処分をご検討の際は、ぜひ、当店へお気軽にご相談ください。