お引っ越し前の品物整理のご依頼で伺いました。
カラフルなフルーツが描かれた「ポール・アイズピリ」のリトグラフや、サーカスが描かれた「マルク・シャガール」の作品の他、海外作家のシルクスクリーンやリトグラフなどの版画、マイセンやリヤドロなどの西洋陶磁器の置物、銀製の食器・カトラリー、バカラなどのクリスタルなどをお譲り頂きました。
ガラスや陶磁器など梱包にお時間を頂くこととなりましたが、ご快諾頂き感謝致します。
このたびは弊社をご用命頂きありがとうございました。
本日は薄曇りで、時間とともに雲が厚くなる日となりました。
昨日のような風はおさまりましたが、何処となく肌寒い陽気でした。
本格的な春の到来には、まだしばらく時間が掛るようですが、桜の蕾は日ごとに膨らんでいるように見えました。
なお、下記に作者の経歴を紹介させて頂きます。
【ポール・アイズピリ】
1919年 パリに生まれる。
絵画を志しパリ美術学校でサバテの指導を受ける。
1939年 第二次世界大戦で徴兵され、ドイツ軍の捕虜となるが脱走
1945年 フランス解放後「青年絵画展」の創立会員となる
1946年 サロン・ド・ラ・ジューヌ・パンチュールで三等賞を受賞し、後2年間はヨーロッパを取材旅行
1951年 プリ・ナショナル賞を受賞
1963年 国際形象展出品し、以降、毎年出品を続ける。
1971年 トゥールでジュマイ賞を受賞
1980年 フランス各地で一年間にわたり風景展を開催
作者の作品は、ルーマン美術館、アルビ美術館、キャストゥル美術館、ヒアレン美術館などに収蔵されている。
軽快なタッチと鮮やかな色彩を好み、静物、風景、人物などのリトグラフで親しまれている
以上、略歴引用
【マルク・シャガール】
1887年 ロシアで9人兄弟の長男として生まれる
1907年 ペテルブルグ(サンクト・ペテルブルグ)の王立美術学校に奨学金を得て通学する
1910年 ヴィナヴェルの資金提供によりパリへ移る
1911年 「蜂の巣」(ラ・リュッシュ)と呼ばれるアトリエに移り、ロベール・ドロネー、フェルナン・レジェ、モディリアーニらの画家と知り合う
1912年 アンデパンダン展に初参加。10月にはサロン・ドートンヌに初出品する。
1915年 モスクワの美術展に油彩画25点を出品。
1918年 シャガールの美術学校「ヴィテブスク・アカデミー」が認可され、ソヴィエト政府が12点の作品を購入
1919年 ヴィテブスク・アカデミーの校長に就任
1920年 校長を辞め、モスクワへ移る
1941年 第二次大戦のため米国に脱出、ニューヨークで絵画活動を続ける
1946年 ニューヨーク近代美術館で展覧会(マルク・シャガール回顧展)開催
「アラビアン・ナイト」を主題に、初めて多色刷りのリトグラフ(石版画)による版画作品に取り組む。
1947年 パリの国立近代美術館で展覧会(マルク・シャガール回顧展)開催。
1948年 アメリカからフランスのパリ郊外へ移り、第24回ヴェネツィア・ビエンナーレで版画大賞を受賞
1950年 刷り師シャルル・ソルリエと親交を結ぶ。ミュンヘンの美術館でマルク・シャガール展開催。
1957年 パリ国立図書館で版画の展覧会(マルク・シャガール回顧展)。
1959年 パリ装飾美術館で展覧会(マルク・シャガール回顧展)。
1961年 パリの装飾美術館でステンドグラス「イスラエルの12の部族」の展覧会開催、ニューヨーク近代美術館に巡回。「ダフニスとクロエ」リトグラフ(石版画)集がテリアッドから出版される。
1964年 パリのオペラ座天上画が完成。
1966年 ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の壁画を制作。リトグラフ(石版画)集「出エジプト記」を出す。
1967年 リトグラフ(石版画)「サーカス」がテリアッドから出版される。
1968年 木版画集「ポエム」がジェラルド・クラメールから出版される。
1970年 パリの国立図書館で版画作品のマルク・シャガール回顧展開催。
1973年 国立マルク・シャガール聖書のメッセージ美術館開館。
1975年 フェルナン・ムルロから「オデュッセイア」が出版される。リトグラフ(石版画)「テンペスト」が出版される。銅版画集「以心伝心」が、翌年にかけて出版される。
1976年 日本でマルク・シャガール展開催。
1977年 フランスのレジオン・ドヌール最高勲章を授与される。ルーブル美術館で展覧会開催。
1985年 ヴァンスの自宅で死去
以上、略歴引用