ご自宅のリフォーム前の品物整理のご依頼で伺いました。
伝統的な地紋の中に可憐に咲き誇る花々や鳳凰の姿が描かれた「十二代 酒井田柿右衛門」の大皿や、躍動感のある紋様が鮮やかな孔雀釉を用いて施された「松山雅英」の大皿の他、現代陶工の作品や古伊万里などの作品をお譲り頂きました。
事前に各作品の画像をメールに添付して頂きましたので、スムーズに査定・買取を進めることが出来ました。
誠にありがとうございました。
なお、下記に作家の経歴を紹介させて頂きます。
【十二代 酒井田柿右衛門】
1878-1963 佐賀県出身。有田徒弟学校卒。本名は正次。
明治-昭和時代の陶芸家。
明治11年 9月9日生まれ。11代の長男。
大正6年 父にまなび12代を襲名。
昭和28年 乳白色の濁手(にごしで)素地の技法再現につとめ成功した。
昭和30年 日本伝統工芸展で日本工芸会賞,選択無形文化財保持者。
昭和33年 ブリュッセル万博で大賞。
昭和38年 3月7日死去。84歳。
以上、略歴引用
【松山雅英】
昭和20年 中国より帰国
昭和22年 郷土芸術龍野焼創始
昭和23年 知事賞受賞
昭和26年 孔雀釉の創作に成功
昭和27年 東京高島屋美術部第1回個展
昭和28年 天皇陛下に孔雀釉花瓶献上、宮中参内
昭和28年 裏千家14世淡々斎宗匠還暦記念お好み孔雀天目創作
昭和29年 高松宮殿下に孔雀釉花瓶献上
昭和29年 東京高島屋美術部第3回個展
昭和29年 上第3回展にて宮内省お買上げ
昭和29年 サンパウロ400年祭に日本近代作家作品として裏千家より孔雀天目贈呈(日本文化使節)
昭和31年 印度ネール首相に香炉贈呈
昭和31年 天皇、皇后両陛下神戸行幸啓の節作品天覧の栄に浴す
昭和31年 淡々斎好み、白天目創作
昭和31年 東京高島屋美術部第5回個展
昭和35年 尾崎記念館よりの依嘱により孔雀天目寄贈
昭和37年 東京高島屋美術部にて第9回個展
昭和37年 義宮正仁親王殿下に孔雀釉花瓶献上
昭和38年 初代雅英空腸潰瘍のため死去
昭和38年 大阪および東京高島屋美術部にて遺作展
昭和39年 妻蔦子2代孔雀釉松山雅英として襲名
昭和45年 日本万国博エキスポクラブに孔雀釉花瓶出品
昭和46年 大阪及び東京高島屋美術部にて築窯20周年記念展
昭和48年 大阪及び東京高島屋美術部にて2代雅英10回展
昭和49年 パリにて初個展
昭和52年 大阪高島屋美術部にて個展
昭和53年 東京高島屋美術部にて個展
平成6年 2代目死去
平成7年 長女和子3代目襲名
以上、略歴引用