引越し前の品物整理のご依頼で伺いました。
可愛らしい二人の女性が描かれた「マリー・ローランサン 」のリトグラフや、夕焼けに染まった穏やかな水辺の光景が描かれた「西嶋勝之」の木版画の他、色紙や掛け軸、漆器のお椀などをお譲り頂きました。
週末にお引越しの予定との事で、品物の梱包や整理でお忙しい中、親切にご対応頂き御礼申し上げます。
ありがとうございました。
なお、下記に作者の経歴を記載させて頂きます。
【マリー・ローランサン】
1883年 パリで生まれる。
1893年 パリのリセ・ラマルティーヌに入学。
1902年 女子師範学校の準備を止め、製陶所で磁器の絵付けの講習に通う。
1903年 画商アンリ=ピエール・ロシェと出会う。
1904年 リセ・ラマルティーヌ卒業。画塾アカデミー・アンベールに入り、ジョルジュ・ブラックらと出会う。
1906年 ブラックの紹介でパリの「洗濯船」の常連となりピカソやマックス・ヤコブらと出会う。
1907年 ピカソの紹介で詩人ギョーム・アポリネールと恋に落ちる。また、初のサロン出展を果たす。
1908年 「狩りをするディアナ」製作。
1909年 「アポリネールとその友人達?」を発表。
1910年 「乙女たち」を描く。
1911年 ニコル・グルーと出会い、生涯の親友に。
1912年 パリのバルバザンジュ画廊において展覧会。アポリネールと訣別。「家具付きの貸家」製作。
1913年 母ポーリーヌ死去。ドイツ人画家、オットー・フォン・ヴェッチェンと出会う。
「読書する女」「アンドレ・グルー夫人ニコル」製作。
1914年 ヴェッチェンと結婚し、スペインへ亡命。
1916年 バルセロナへ転居。アポリネールが戦争で負傷。
1917年 ピカビアの主催するダダの雑誌「391」に挿絵を提供
1918年 アポリネール死去
1920年 デュッセルドルフへ転居
1921年 パリへ転居。ロザンベール画廊での個展が成功。
1922年 ヴェッチェンと離婚
1923年 肖像画を描き始める。ジャンコクトー台本の「牡鹿」舞台装置と衣装を担当。
1925年 シュザンヌ・モローと同棲。
1932年 「パリ16区のアトリエ」にて教鞭をとる。
1939年 「園遊会」発行
1942年 「夜の手帖」発行
1944年 マルセル・ジュアンドー著「小動物物語集」にエッチング8点を掲載
1949年 ポール・モイリアン書店にて「友人達の肖像展」を開催
1951年 「セーヌ川の顔」発行
1954年 シュザンヌ・モローを養女に。
1956年 心臓発作で死去。
以上、略歴引用
【西嶋勝之】
1945年 山口県に生まれる
1964-68年 版元 美雲(京都)にて木版画を習得
1965-70年 京都アンデパンダン展出品
1969-72年 染色版画を製作
1972年 創作版画を本格的に開始
以上、略歴引用