ビルのフロア改装前の品物整理のご依頼で伺いました。
2羽の鳥の姿が鮮やかな色彩を用いて描かれた「靉嘔(AY-O)」のシルクスクリーンや、赤を基調にして描かれた「ポール・ギヤマン」のリトグラフの他、北欧の照明器具やインテリアとして飾られていたオブジェなどをお譲り頂きました。
昨日の雪の影響が懸念されましたが、お約束の時間に無事に伺うことができました。
ご心配頂き、誠にありがとうございました。
なお、作者の経歴を下記に記載させて頂きます。
【靉嘔(AY-O)】
1931年 茨城県に生まれる。本名は飯島 孝雄(いいじま たかお)。
1953年 「デモクラート美術家協会」に参加
1954年 東京教育大学教育学部芸術学科卒業
1955年 第1回個展(タケミヤ画廊)
1958年 ニューヨークに渡る(2006年までニューヨークを拠点に制作)
1962年頃より 「フルクサス」グループに参加
1962年 アメリカにおける第1回個展(ゴードンズ・フィフスアベニュー・ギャラリー、ニューヨーク)
1964年《フィンガー・ボックス》等、触覚の作品を制作。
1966年 ヴェニス・ビエンナーレ日本代表
1970年「レインボー・エンヴァイラメントNo.7 タクタイル・レインボー・ルーム」 (EXPO’70、大阪)
1971年 サンパウロ・ビエンナーレ日本代表(ブラジル銀行賞受賞)
1977年 「レインボー・エンヴァイラメントNo.11 レインボー・ランドリー」 (世界貿易センタービル、ニューヨーク)
1987年 「25m 虹のイヴェント」(永平寺、福井) 「300m レインボー・エッフェルタワー・プロジェクト」(エッフェル塔、パリ)
1990年代 「In the Spirit of Fluxus」(1993、ウォーカーアートセンター等巡回)ほか、 フルクサスに関連する多くの展覧会に参加。
1994年 「Some Hanging Pieces No.9 Object Mandala」(カッセラー・クンストフェライン、 カッセル)
2006年 「虹のかなたに 靉嘔AY-O回顧 1950-2006」(福井県立美術館、宮崎県立美術館)
2010 年「靉嘔 1950s-2010」(茨城県つくば美術館)
以上、略歴引用
【ポール・ギヤマン】
1926年 ポール・ギヤマン、フランスのサン・カンタンに生まれる。
1945年 パリ国立美術学校に学び、ブリアンションに指導を受ける。
1952年 ローマ大賞を受賞。その後サロン・ドートンヌ、サロン・ド・メ、青年絵画展などに出品し、種々のコレクションに加えられる。
1957年 ポール・ギヤマン、マントン・ビエンナーレで二等賞を受賞。また、青年絵画展マルベラ賞を受賞。
1958年以降メキシコ・シティー、モスクワをはじめ欧米各地で個展を開催。官能的な赤と青を主体とする鮮やかな色彩が特徴。
以上、略歴引用